展示構成
※本ページで紹介している展示構成は東京会場のものです
巡回会場では展示内容が一部異なります
和食と聞いて思い浮かぶ料理は人それぞれ。
本章では和食の広がりを体感できる映像や、世界と日本の食を比較しながら、和食とは何かを考えます。
食の基本となる水、そしてキノコ、山菜、野菜、海藻、魚介類。
世界でも有数の生物多様性を持つ日本列島がもたらす豊かな食材と、食への飽くなき挑戦によって生み出された発酵の技術や出汁について、科学的な視点で解説します。
(左)ゼンマイ
標本
(右)バカマツタケ
レプリカ
国立科学博物館蔵
多彩な地ダイコン
レプリカ
国立科学博物館蔵
コウジカビ
顕微鏡拡大写真
(左)マガキ
(右)トサカノリ
標本
国立科学博物館蔵
縄文時代から現代まで、人々の知恵やおもてなしの心、海外との交流を通じて発展してきた和食の歴史を紐解きます。
織田信長が徳川家康をもてなした
本膳料理の再現模型
奥村彪生監修
御食国若狭おばま食文化館蔵
料理屋番付
江戸時代後期
東京家政学院大学附属図書館
大江文庫蔵
江戸時代の屋台の再現
漫画「サザエさん」
(1956(昭和31)年6月13日、朝日新聞掲載)
©長谷川町子美術館
和食とともに発展してきた道具と料理人の繊細な技術、そして四季折々の風景と美しい料理の映像インスタレーションを組み合わせて、「和食の真善美」を紹介します。
時代とともに和食の定義も変化しています。
ラーメン、カレー、オムライスなどは和食でしょうか?
「これって和食?」のアンケート結果から、改めて和食とは何かを考えます。
和食はこれから、どのように変化していくのでしょうか?
食に関わる技術は日々進化する一方、郷土料理や伝統野菜の重要性も見直されています。
和食は海外へもますます広がっていくでしょう。
社会の変化を受けて変わり続ける、和食のこれからを展望します。
ニホンウナギの人工孵化レプトセファルス幼生